近藤:「このスライム瓶のジュース、いいだろー。」
ハゲ丸:「そんなもの、ファンタの容器に顔を描いてやれば・・・・スライムタワーの出来上がりだぜ!」
近藤:「つるセコー!」
の流れ。
「○○が買えるんだったら、それも買えるだろうに(´・ω・`)」みたいなツッコミは当時からあったこと。
ここで重要なのはこれを記事にするためだけに、ファンタのペットボトルにいい歳こいた大人が一生懸命スライムの顔を描いてたってこと。
ということで、
「オッス、アリエッティだよ♪ 一緒に借ろ?・・・・・・なんて。」
映画「借りぐらしのアリエッティ」を観てきたので、感想みたいなものを。
家族との交流も薄く心臓の病気にかかってる少年「翔」と、家族一団となって一生懸命生きてる好奇心旺盛な小人の女の子「アリエッティ」という真反対キャラがだんだんと繋がりをもって行くというお話。
「アリエッティ」家族は「翔」がしばらく滞在することになる家の床下に住まいを作ってて、その家の中にある食料や落ちてるものを取ってくるのを日課に生活しているようです。
タイトルにも含まれてますが、「借り」といっても借りたものや恩を返すことは一切せず、人間の住まいを大きなダンジョンかのように探検しながらネズミなどの小動物を避けて行く様は「狩り」という言葉の方が似合うと思いました。
そんな中で「人間に姿を見られてしまうと後々面倒なことになるのに決まってるから、そのときは即引越し」という掟が、「アリエッティ」が見つかってしまうことで破られてしまうというところからストーリーが進んでいきます。
話の舞台が一軒家の中だけで上演時間も割りと短いためか、ストーリーはサッパリしてて壮大な感じは薄かったです。
「崖の上のポニョ」のように、絵本を急ぎ目に読んだ感じ。
でも主題歌と、キャラとか造形美術の描写が凄く合ってて雰囲気は好きになれました。
あとは「アリエッティ」が可愛いことと、「大竹しのぶ」さんと「樹木希林」さんの声がキャラと良く合ってて上手いなぁとか。
「翔」は見てると不安になるキャラというか、急に「アリエッティ」が怖がるようなことを言ったり、無表情でイマイチ何を考えてるのかが読めないので、小人と仲良くしようといつつ裏で良からぬことでも考えてるのではないだろうか?とハラハラしながら見てました。
この作品には「身近なもので工夫しながら生活している昔ながらの大切な風景」や、「小人の生活=現代人に大切なもの」というテーマも込められてるようですが、まぁ「ジブリ」の作品のほとんどにこの要素は入ってるんですよね。
それも含めて最近の「ジブリ」映画は世界観が大人しく、少しマンネリ化してきてるような気がするので、現実とかけ離れたファンタジー世界のお話をまた見てみたいなぁと思いました。
・・・・・・・・・・最初のスライム瓶うんぬんの「つるピカハゲ丸」のネタは、この日記において完全に蛇足でしかない(´・ω・`)、